2011年11月14日月曜日

中庸 その2

前回、「過ぎたるは及ばざるがごとし」は「ほどほどがよい」という意味だと述べましたが、これは『論語』のなかの「中庸」の教えで、バランスがよいこと、と言い換えることができます。

例えば、われわれは学問をすることで知識を得ますが、物事を知識の側面からクールに捉えていくのではなく、心もミックスさせて受けとめていく。つまり、知性と感性を共存させることが、「バランスがよい」ことに通じるのではないでしょうか。そして知性と感性を兼ね備えた人物は、人と人との間に信頼関係を構築させることができ、ひいては、社会全体が豊かになっていく。

今日、元世界銀行副総裁の西水美恵子さんの講演会「変革へのリーダーシップ」に出席してきました。西水さんは、世界銀行の組織体制を変革した方ですが、「頭とハートがつながっていれば、周りにやる気と勇気を与えることができる。そういうリーダーシップは、家庭、職場、地域社会で発揮される」と話しておられました。西水さんは、「バランスがよい」を具現化された方でした。(グルーシェンカ)