2012年11月22日木曜日

どこに行ったの

 キャンパス生協に万年筆のインク瓶を買いに行ったら、売ってなかった。念のため「インク瓶ありませんか?」と店員さんに聞くと、「はぁー?」と言われた。
 そっか、インク瓶なんてもう化石なんだわ。

 そんな悟りを同輩に話したら、にゃははと笑われ、「カルミンも売ってないよ」と頓珍漢な返しをされた。うーん、カルミンもないか。

なら言うけどね、「駅の伝言板も見かけなくなったなあ」。
昔は駅の伝言板に人生があふれていた。
通学の乗降駅で『やっぱり会えません(エ)』と、か細いチョークで書かれた文言を見て、接点のかけらもない(エ)さんに幸あれかしと念じたものだ。

 そういえば伝書鳩もとんと見ないなあ。
 大阪万博のころまで、朝日新聞や毎日新聞の本社ビルの屋上には鳩小屋があって、原稿を運ぶ伝書鳩を飼っていた。(ホントだよ)
 あのころ中学生も家の物干しに鳩小屋を作るのが流行した。

 ところで、と同輩が続ける。「あの2千円札って、どこ行った?」。
 うん、確かに2千円札、あった。いや、いまもある。
 出回ったときは守礼門と源氏物語というミスマッチなデザインもさることながら、日本人が使い慣れない額面に当惑した。いつの間に姿を消したのか。

 実は1枚だけ2千円札をもっている。
 どこかでカルミンを見つけたら、これで買おうと思っているんですが。(の)