2013年1月11日金曜日

巳年の思い

 
 今年は巳年とあって、なにかとヘビが登場する。
 こわいヘビも、年賀状でペロッと舌を出している絵になると結構可愛い。ふだん嫌われ者の蛇にとっては12年に一度の名誉挽回。神様も粋なはからいをするもんだ。

 蛇は何度も脱皮する旺盛な再生力と、しぶとい生命力で、古代から信仰の対象だった。信仰は現代にも生きており、たとえばお正月の注連縄(しめなわ)は2匹の蛇がからみあっている姿。鏡餅は蛇の古語である「カカ」が、とぐろを巻いている姿をモチーフした「カカ身餅」が語源という説もある。

 とかなんとか、そんな面白話をモノの本で読んだ。年末年始の酒飲み話にはもってこいだったが、いやそれは俗説だとか、真相はこうだとか、この手の話は一致点がない。みんな好き放題にヘビ信仰の持論を展開して結局まとまりはなかった。

そんな同輩たちの飲み会でたったひとつ同感したことがある。
「ところで、きゃりーぱむぱむって、君たちちゃんと言えるか?」と、Aがしたり顔でみんなを見渡した。
それを聞いたBが憐れむように、「お前、それも言うならきゃりーぱみぱみ、って言うんだよ」と発音の間違いを訂正する。
それを聞いたCが、だからおやじは困るんだよと引き取り、「よっく聞け、かりーぱむぱむだ。なまってると若い子に笑われるぞ」とまとめた。

言っておくが、AもBもCも、ちゃんと「きゃりーぱみゅぱみゅ」と言っているのだ。少なくとものど仏までは。
それにしても人気稼業になんであんな言いにくいネーミングをするんですか。
 みんなで怒った。
 ABCのなかの一人であるわたしも、もちろん怒った。(の)