2013年10月9日水曜日

立山山小屋


関西学院立山山小屋
山小屋から見える夕日と雲海

  富山県の立山駅からケーブルと高原バスを乗り継いだ立山黒部アルペンルート沿いの中部山岳国立公園・特別保護地区内に関西学院の山小屋は建っている。山小屋の標高は約2,000m。少し歩くだけで心なしかすぐに息が上がる。空気が薄いとはこのことか。

 先月の中旬に山小屋を訪問したとき、立山ではすでに紅葉が始まりかけていた。日差しはきついが、ほてった体に冷たい風が心地よい。
室堂からみる雄山
 運が良ければ山小屋から眼下に雲海を見ることができる。沈む夕日が空を真っ赤に染める。夜は富山の夜景が美しく、空を見上げれば満天の星が瞬く。あぁ、こんな世界があったのか。夏から秋の流星シーズンには1時間に50個もの流れ星を観ることができるそうだ。

 山小屋からバスに乗って室堂まで行けば、雄山・浄土山・別山の立山三山が眼前に悠然とそびえる。山を登る登山者の姿が米粒のように見える。山間に残る雪渓はこのまま解けずに、また新たな雪が降り積もるのだろう。ときおり地獄谷から硫黄の臭いが漂い、優しく咲く白や黄色の高山植物や、雷鳥の観察を楽しむことができる。みどりが池の水面は鏡のように立山を映しだしている。

 室堂からトロリーバスで4kmほどのトンネルを抜け、ロープウェイ、黒部ケーブルカーで黒部湖まで下ると、「くろよん」と呼ばれる黒部ダムが待ち受ける。人間が造ったものとはにわかに信じられない巨大な建造物に目を見張り、ダムからの放水に吸い込まれそうな気持ちになる。そして黒部ダムの建設で命を落とした方々の慰霊碑に手を合わせる。

 同窓生も含めた関学関係者が宿泊できる関西学院立山山小屋は、7月頃から9月頃まで利用が可能。来年、みなさまもぜひ山小屋を利用して雄大な自然を体験してみては。(しろくま)