2014年1月17日金曜日

こころあたたまる「感謝の会」

 関学大教育学部生が、寒い日も暑い日も、早朝から西宮市立上ヶ原小学校の子どもたちのために行っている、登校時の安全確保と見送りのボランティア活動が、聖和大学時代から12年以上途切れずに続いています。
 この活動は2001年6月8日に発生した大阪教育大学附属池田小学校児童殺傷事件に衝撃を受けた教育学部の藤木大三教授が、地域の子どもたちの安全に寄与したいと、聖和大学(当時)教育学部の学生たちに呼びかけ、事件からちょうど1ヶ月経った2001年7月8日から始まりました。

お礼の寄せ書きをもらいました
先日、1月10日に上ヶ原小学校の体育館で全校児童の皆さんが出席される中、その活動に対しての上ヶ原小学校の児童らによる感謝の会が、行われました。毎年、1月と7月にこのボランティア活動に対して感謝の会が行われるのですが、私はこの感謝の会に取材に行かせていただくことを毎年とても楽しみにしています。
 児童の皆さんや児童の保護者の皆さまからのお礼の寄せ書きをもらい、嬉しそうにひとつひとつに目を通している学生さんの姿を見ると、こころがあたたまります。


藤木教授と活動に参加している学生さんです
以前、藤木教授からこんなお話をお聞きしました。「この活動を通じ、『生きた学び』を学生たちは実体験します。中には挨拶を返してくれない子、無反応な子もいます。これまでほとんど無視をされるという経験をして来ていない学生たちは『打ちのめされる』こともあるかもしれません。しかしそうした経験自体が、学生たちにとって大きな学びとなります。教育学部で学ぶ学生の多くは、将来人を育てる職業に就きます。子どもたちや、交通ボランティア活動を共に行っていただいている地域の皆さんなど、朝早くから多くの方々と関わり、何かを感じとる体験は、いつかきっと役に立つはずです」と。

 今、熱心に活動に参加している学生の皆さんは、人として、とても大切な「何か」をこの活動を通して得られているのだと思います。将来、きっと素敵な先生になってくれるのではないでしょうか。私にはその姿が目に浮かびます。(むら)